出雲風穴は、真夏でも約10度前後の冷たい風の出てくる不思議なスポットです。
これはまったくの自然現象で、山から流れる地下水が、この付近の岩と岩の隙間にできた空気を冷やし、それが地表に冷気となって、流れ出てくるという、電気などを一切使わないいわば「天然のクーラー」になっています。
風穴は3層構造になった建物にあるのですが、最深部は真夏でも10度を切っており、昔は、シイタケ・栗・ワサビなどの地元の特産品を一時貯蔵庫として使われていました。
現在は、夏の期間一般開放されており、天然のクーラーという不思議な自然現象を体感できる観光地として人気です。
扉を開け中に入ると、真夏とは思えないほどの数字を温度計が示しています。気温は約12度、これはもう、天然のクーラーというよりむしろ冷蔵庫といったほうがあてはまるかもしれませんね。
冷蔵庫に霜がつくのと同じ原理でしょうか、天井も水滴がついています。
さらに奥にあるもう一つ扉に入ってみます。
入口から2つ目の扉をはいりますと、少し広い空間になっています。
そしてその真ん中には四角い囲みがあり、階段で下の層に降りられるようになっています。
最深部です、気温は何と10度を下回る8度!よく冷えてます。だんだん体が冷えてくるので長時間は、いられないほどです。
風穴の周りは、遊具やベンチがあり、子どもたちはしばらく遊んでいました、一度料金を支払うと何度でも風穴に入れたので、外で遊んだり、風穴に入って涼んだりを繰り返していました。
そばにはお休み処もあったので「ささまき」をいただきました。本物の笹に巻いてある素朴な味がよいです。