「砂の美術館は」鳥取砂丘の砂を材料にした「砂の彫刻」を題材にした一風変わった美術館で、世界中から砂の彫刻家が集まり、壮大な作品を手がけられています。彫刻といっても、単体の作品がそれぞれ展示されているのではなく、人物像の作品がいくつも集まり、古代遺跡のような建造物と一体になった風景が再現されており、そのスケールには驚かされます。
「砂の美術館」というよりも「鳥取砂丘」といったほうが、全国的には有名でしょうか。美術館は砂丘にそって走る道路の向かい側にあり、ちょっと歩きますが、砂丘から徒歩で移動可能な範囲です。
彫刻作品は、ただ大きいだけでなく、その繊細な表現に驚かされます。一体どうやって作るのか不思議ですが、どうやら、砂を押し固めて、幾重にも積み重ねた砂の塊に彫刻を施していくとのこと。近くに砂丘があるからこそ立地できる珍しい美術館なので、ぜひ砂丘とセットで訪れるとよいでしょう。