広島市西区にある紅葉の名所、三滝寺の様子をご紹介してみたいと思います。
三滝寺は、広島市内中心部にも近いにもかかわらず、奥のほうにある本堂に近づくにつれ、まるで渓谷を思わせるような趣のある佇まいをみせてくれるお寺です。
参道沿いに植えられたカエデがキレイに色づき、広島市内でも人気の紅葉スポットです。
三滝寺
住所 | 広島市西区三滝山411 |
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駐車場は30台分で限られている。
三滝寺の駐車場は30台分と、紅葉の季節のピーク時には駐車スペースが不足気味となります。(見ごろ時期の土曜日には午前8時で混雑気味でした。)
電車が使える場合はJR可部線の三滝駅から徒歩約15分程度なので、明らかに込みそうな日のおでかけなら公共交通機関の利用もおススメです。
駐車場からスグの広場、
三滝寺散策参り
駐車場すぐの広場から階段か続いており、三滝寺参道との碑が建っています。
それでは、紅葉を楽しみながら三滝寺の奥のほうにある本堂を目指し散策してみます。
やがてすぐ見えてくるお堂は「想親観音堂」といいます。
お堂付近の様子。色づいています。
想親観音堂から右手の階段を上った先にあるのは朱塗りの「多宝塔」
多宝塔は県重要文化財指定されており、その中に安置されている「木造阿弥陀如来坐像」は国指定重要文化財という貴重なもの。
もともと和歌山県の広八幡神社境内に建立されていたものを、原爆犠牲者供養のため移築したといいます。
鐘を鳴らし参道を進む
多宝塔を見終わったら想親観音堂まで戻り、先に進んでいきます。
やがて見えてくるのは、参道の真ん中付近に建っている鐘楼。
「先ず一礼 次に一打 余韻を聴きつつ 合唱礼拝 連打は厳禁」とあります。
なお、帰るときにはついてはならないのだそうです。知らないことは多いです。
清らかに続く石畳の参道。
2011年に新たに建立された龍神堂
龍神は竜をかたどった神さま。雨や水などを司るのだそう。
一六羅漢
写真右に見えるのが本坊という建物、本坊とは住職の住まいを意味するらしい。そばに林立するかのようなカエデの紅葉が美しい。
本堂へ到着
そして本堂に到着、両側に仁王立ちするような金剛力士像。大迫力です。
本堂の回廊は柱で崖の中空に設けられています。
写真右奥に見える屋根の建物は「六角堂」
中には椅子が設けられていますので、座ってゆっくりと紅葉を見てみよう。
本坊そばのカエデ。
鐘桜の左側に上る階段を上ると・・・
お地蔵さまたち
祖師之庭という広場、四大開祖のお像。
むかって左奥から弘法大師・日蓮聖人・道元禅師・親鸞聖人です。
最初の「想親観音堂」まで戻ってきました。
ということで、静かな境内に響き渡る鐘の音を聞きながら、静かに紅葉を楽しむことができました。
三滝寺は入り口から参道を通り本堂まで歩くと、そこそこの距離がありますので、じっくりと時間をかけて紅葉を楽しんでみるのも良いと思います。
さらに三滝を満喫するなら、三滝山へのハイキングもおススメ!
広島市内の絶景ビューが楽しめるほか、山頂には広島の茶人「上田宗箇」が植えたという宗箇松があります。