桂公園は廿日市市の中でも最も古い公園の一つで、この地にはもともと桜尾城というお城がありました。大正2年、かつての城主の末裔が旧廿日市町に寄付し、桂公園として整備されたものです。
春は花見の名所としてにぎわう
現在では春には桜の名所として地元では花見スポットとして大変にぎわう有名な公園です。桜の木は約120本あるといわれ、なかには樹齢が半世紀超えている木もあるのだそうです。
住所と駐車場などの設備はどうなっている?
桜公園の住所は「広島県廿日市市桜尾本町11」となっています。城址のあった南側を宮島街道国道2号線が走ります。国道沿いにはコンビニなどが立地しており、便利は良い場所です。
しかし、問題なのが駐車場、あまり多くの台数は駐車できそうにもありません。
公園自体は広いグラウンドがあるので、もう少し駐車場が確保されていればよかったと思いました。
じつは公園はお城の跡地を利用され造られたものだった
上の写真は、公園の入り口付近にある桂公園の碑です。この坂道を登って公園にたどり着きますが、碑にもあるようにここはかつての桜尾城址。
城の面影はありませんが、坂を上っていくところから、小高い丘の上に築城されたのがよくわかります。
この碑文は、かつての桜尾城主「桂元澄」の末裔「桂太郎」の手によるものです。
ちなみに「桂太郎」は内閣総理大臣をはじめ、幾多の大臣を歴任したというすごいお方。
公園の広いグラウンドから桜と山並みをバックにしてみました。
見渡す限りの桜という雰囲気ではありませんが、程よい数の桜の木々が周囲の景色ともマッチしていると思いました。
お花見コーナーの一角。平日のお昼は静かそのものです。
遊具は小さめの複合遊具とブランコくらいしか設置されていません。
公園から西側の景色。中央あたりに見える山の影はおそらく海老山公園です。
近くの山々をバックにした桜もまた格別
こちらは北側の様子。高速道路と西広島バイパスが山の中腹以下に見えます。こうやって見ると、バックに広がる山の景色も美しいものです。方向的に極楽寺山でしょうか。
今回は平日に訪れたため、人もまばらな状況でした。土日はもっとにぎわうということなのですが、ご紹介したとおり、広々とした公園ですので場所が埋まるということはなさそうです。
ただし、駐車場は駐車台数も限られていますので、移動手段を考えておく必要がありそうですね。
以上、桜満開の桂公園のレポートでした。