尾道市因島フラワーセンターは、広島県尾道市の因島にある植物公園です。
もともと有料の施設でしたが、現在は公園全体が無料開放されており、ゆったりと四季折々の花を楽しむことができます。
メインになるのが敷地奥にある「大温室」とそこへ続く「大花壇」です。その他、敷地中央には大きな芝生広場もあります。
今回は、かつて因島の特産品であった「除虫菊」を見ることができるとの話を聞いて訪れてみました。(H28年5月の様子です)
因島フラワーセンターは、もともと地域の振興策の一環として1989年に開催された博覧会の会場として整備された後、県立のフラワーセンターとしてオープンしました。
現在は、尾道市に移管され管理されているとのことですが、正直、管理はやや手薄な状態と言わざるを得ないかもしれません。
しかしながら、以前は有料だった入場料が、無料となっており、お客さんは少ないようですが、込み合うこともなく、落ち着いてのんびりと過ごすというのには良い場所だと感じました。
敷地中央には大きな芝生の広場があり、一番奥に「大温室」が立地しています。
大温室に続く道は階段状になっていて、四季折々の花の植え込み(サルビア・マリーゴールド・ベゴニア・パンジーなど)が大変キレイです。
敷地の一番奥に位置する「大温室」です。
中には、亜熱帯の植物や、スイレンなど、色とりどりの花がさいていました。
それと、因島でもう一つ忘れてはならないのがこの白く揺れる「除虫菊」という花。
以前は虫よけの材料として使われていたという、この島の特有の産品でもありました。
開花時期も短いうえ、今では、島内でも、除虫菊がみられる場所も少なくなっているそうですが、5月のさわやかな風に揺らめく除虫菊は美しく、格別のものがあります。
因島フラワーセンターは、これのみだと、観光的に物足りなく感じるかもしれません、しかし、島内にはさまざまの観光スポットがあるので組み合わせて利用してみるとよいでしょう。