もくじ
妹背の滝で自然の中の水遊びを楽しもう
「妹背の滝」は広島の近郊にありながら、自然の中で水遊びのできる数少ない場所です。
滝の入り口に位置する、大頭(おおがしら)神社から川に沿って遊歩道を進んでいくと、落差約50mの雌滝(めんだき)とさらにその奥に、落差約30mの雄滝(おんだき)の2種類の豪快な滝が現れます。
大頭神社の鳥居をくぐり妹背の滝に向かう
大頭神社入口の鳥居です。傍に「名勝 妹背の滝」との石碑があります。
雌雄滝 大野村に在り
雄は6丈3尺
その水壮なり
雌は廿七丈余にて
長けれども艶なり
奇観幽賞 近方類まれなり
芸藩通志より
芸藩通志とは、江戸時代以前の安芸国広島藩の地理や文化についてまとめられた史料ということで、古来より名の知れた滝であることが間違いなさそうです。
大頭神社の境内
鳥居からしばらく道なりに進んでいくと立派な境内が姿を現します。
高低落差50メートルの雌滝
雌滝のすぐ下にも川が流れていて、こちらでも川遊びをする子供たちの姿がありました。
雌滝は滝から少し離れているおかげで、川の流れは多少穏やか。。
朱色の幾千代橋を渡ると雄滝の音が聞こえてきます
この辺からは木陰になっているおかげか、真夏でも涼しく感じられます。
橋を渡ると妹背の滝の雄滝方向、左に曲がると展望台に上ることができます。
夏休みシーズンにはこの写真の開けている部分がレジャーシートでいっぱいになり水遊びの家族連れでにぎわいます。
高低落差30メートルの妹背の滝(雄滝)
雄滝は落ちてくる水量も多く、周囲は絶えず水しぶきが上がっているような状態です。
真夏でも水温は低いので、冷えすぎには要注意です。
シーズン中はこんな感じで水遊びスポットとしてにぎわいます。
滝のすぐ下は滝つぼになっており、深いので注意が必要です。
妹背の滝での水遊びは危険?
滝や川での水遊び、妹背の滝も夏休みには車を止めるのに苦労するほどにぎわうスポットですが、親として心配なのはやっぱり水の事故!
妹背の滝は、間違って下流に流されるようなほど大きな流れではないのですが、注意するに越したことはありませんね。
最近は子供用のライフジャケットも販売されています、夏のアクティビティにはぜひそろえておきたいアイテムです。
妹背の滝の展望台に上がってみた
せっかくなので、来た道を引き返し、展望台に上がってみることにしました。
遊歩道はハイキングコースとして整備されており、秋や春には紅葉や新緑スポットとしても楽しめるんだそうです。
朱色の幾千代橋を左側に進むと展望台があります。
細い道はやがて階段に変わり随分上まで登ってきました。
展望台からの眺めです、ずいぶん遠くに雄滝が見れます。
木々が生い茂っているので眺望はあたり一面というわけにはいきませんが、紅葉の時期はきれいかもしれませんね。
妹背の滝の上流には「いもせ遊園地」という、そうめん流しや釣り堀(ニジマス)などができる場所があります。
釣り堀は道具は一式貸し出しがありますので気軽にチャレンジすることができます。 そうめん流しも夏休みには定番ですね。冷たい井戸水を使っているそうです。
いもせ遊園地詳細情報
住所 | 広島県廿日市市大野町字滝山 |
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営業時間 | 10:30~11:00 |
定休・休業日 | 雨天時 |
料金など | 釣り堀 竿 100円 釣った魚は要買取魚の大きさで350円~1000円 そうめん流し 500円 |
妹背の滝の場所とアクセスについて
住所(所在地) | 廿日市市大野滝山 |
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住所は廿日市市になりますが、旧大野町ということで、廿日市市役所などがある市の中心地からだいぶ西側に位置します。
高速道路(山陽自動車道)の大野インターチェンジから妹背の滝までの距離は数百メートルですので、高速道路を利用する方法もありますね。
暑い夏は、ぜひ妹背の滝で涼しい一日を過ごしてみてはいかが?