山口仁保、一貫野の藤
藤といえば5月に咲く季節の花としては人気が高い花です。頭上から流れるように垂れ下がる薄紫色の花が連なった光景はなかなか見事なものです。
広島では世羅の「世羅ふじ園」が有名なのですが、お隣山口県には、小川の上にいっぱいに広がる藤の木から垂れ下がる自然美あふれる藤の咲く名所があるんです。
その名所は「一貫野の藤」と言い、今回2019年のゴールデンウィーク明けの週末に訪れてみましたので、その様子をご紹介してみたいと思います。
一貫野の藤の見ごろは?
気になる一貫野の藤の見頃ですが、公式には5月上旬、ゴールデンウィーク明け頃ということです。
しかし、その年の気候によってずいぶん前後するので、開花状況はあらかじめチェックしておいたほうが良いでしょう。
開花状況は「仁保自治会」が運営されているwebサイト「 仁保Web.com」で更新されていましたので、参考にしました。
それ以外にも、SNSで写真が上がりますので、それらも参考になりますよ。
特に一貫野の藤はカメラマンにも人気の撮影スポットですので、その写真で結構リアルタイムの状況が知れます。
では場所を確認!所在地はこちらです
一貫野の藤 | 山口県山口市仁保中郷6281 |
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山口仁保、一貫野の藤へのアクセス
広島市からのアクセスは良くはありません。高速道路(山陽自動車道)利用なら防府東インターから県道24から県道27、県道197が最短、2時間弱です。
防府の県道27はあまり道がよろしくなかったので、高速利用でも意外と時間がかかります。
下道でも問題ない方は玖珂の周東から国道376号を通る方法もあります。
376号線は、いくつかの峠を越えていくルートとなりますが、途中田園風景が広がったりと、新緑の季節にはなかなかよいドライブコースでしたよ。
駐車場からは徒歩1分
一貫野の藤は山口近県からも観光客の訪れる名所です、藤の木のある所からは徒歩約1分ほどのところに駐車場が設けられています。
通年にわたる観光地ではありませんので、駐車場といっても空き地が整備されたような駐車場です。ちなみに駐車料金は不要でした。(2019年)
駐車場からはこのような道路を進んでいき・・・
見えてきました、一貫野の藤です。
一貫野の藤
実は訪問した2019年はあまり花の付きが良くないと言われていたのと、私が思っていたより開花が早かったため、これはあまり良い状態で見られないかな?と思っていたのですが・・・
この通り、これでも十分見ごたえは感じました。
この藤は藤棚につくられたものとは違い、川の上に大きく広がる全く自然の状態の藤なのです。
川のせせらぎの音と混じり、自然美あふれるのがこの藤の素晴らしいところ・・
毎年来られる方の話によると、やっぱり、例年だともう少し房の数にボリュームがあるとのこと。
花の房はそこまで散っていた雰囲気はなかったので、やっぱり今年はもともと花の付きが悪かったのかもしれません。
いつかまたベストコンディションの藤の花を見てみたいものです。
入口にあった募金箱、そうです、この一貫野の藤を見られるのも、地元の方が管理を丁寧にされていることによるんですね。
5月の生き生きとした新緑、広がる田園風景、小川のせせらぎとそして長年愛され続けている藤の木・・・
あわただしく過ぎ去った(かもしれない)ゴールデンウィークも明けたひと時に、ちょっぴり癒し効果がありそうな藤の木を見に行ってみませんか?