もくじ
臥龍山は広島県の北部、山県郡北広島町に広がる標高1223メートルの山です。
臥龍山のある八幡高原は近年再生事業で復活した霧が谷湿原やカキツバタの自生地があったりと見どころもたくさんあります。
今回は臥龍山に登った後、霧が谷湿原の散策も兼ねて訪れることにしました。
臥龍山登山のための駐車場はどこがいい?
駐車場所は八幡高原の観光の起点ともいえる「芸北 高原の自然館」の駐車場でもいいのですが、今回は臥龍山登山口にも近い場所に駐車し、時計回りに霧ヶ谷湿原に降りてくるルートにしました。
余談ですが、自然観の隣にはおいしい蕎麦がいただける茶屋がありますので、食事もと考えられる方はこちらもお見逃しなく。
本題に戻りまして・・・今回駐車した場所はこんな感じのところ。
そばには昭和8年に八幡高原を紹介した「牧野富太郎博士」の碑があります。
位置関係がわかりにくいかもですので、駐車スペースと登山道入り口の場所はこんな感じ。
臥龍山登山スタート
登山道入り口からは低木の生い茂る藪の中・・
歩いてほどなく森の中に入ります。
八幡高原はもともと湿原が広がっていた場所なので、水が豊富なところでもあります。
時には小川を横切り・・
倒木をくぐり・・
でも周囲の景色はとても美しいのです。
巨大なブナの木
白いアジサイに似た花がたくさん咲いていました。
カンボクという花なのだそうです。秋には赤い実が付きます。
カンボクは枝葉を煎じると止血剤に、実は目薬になるといわれ、人に肝要だからということで「肝木」といわれるのだとか。
臥龍山8合目、雪霊水でリフレッシュ!
臥龍山、8合目まで登りますと「雪霊水」という湧き水が流れているところにたどり着きます。
もちろん飲用可、冷たい山水です。
実は、雪霊水のところまでは、車道が通じていまして、車で来ることもできます。ここからなら山頂はすぐそこです。
残り2合分を登り切ります。階段も現れて若干の急登に!
頂上まであと少し、岩が多くなってきました。
臥龍山山頂1223m
臥龍山山頂、1223m、到着です。
臥龍山一等三角点
山頂でランチタイム!
山頂からの眺めは木々に覆われてあまりクリアには見渡せません。
下山開始、猿木峠を目指す
下山開始、まずは最初の地図でピン留した「猿木峠」を目指します。
ここからはなだらかな下り坂、気持ちのいい尾根伝いを通り抜けます。
猿木峠を左折、ここからは荒れ気味の道
猿木峠到着、目印はこの木の札のみだったので見落とさないように注意!
ここまで、快適な山道が続いたのですが、猿木峠からの道はあまりよくありません。
スグに熊笹の生い茂る道に変わり・・・
藪漕ぎレベル
さらに倒木・・
やっと藪が終わったかと思ったら今度は杉林
道がわかりにくいので、GPSとテープを頼りに進んでいきます。
ここら辺に咲く花はキレイだった!
なかなか雰囲気あってよろし
小川を横切り
また熊笹か・・・
ラスト熊笹
霧が谷湿原に到着-新緑がさわやかな木道が続く
やっと霧ケ谷湿原にでました!ということで、下山完了!
霧が谷湿原は、近年まで牧場利用されていた場所を再生事業でよみがえらせたという湿原です。
湿原には木道が続いていますので、間近に植物などを観察することができます。
といっても八幡高原、5月にはまだちょっと早すぎるみたいです。
これはもう少し時期をずらして訪れてみよう。
湿原を一回りして最初の駐車場まで戻ります。
新緑はとてもさわやかでした。
もう少しで到着・・5月になっても花をつけていた山桜。
たぶん真ん中にあるのが臥龍山
人参畑跡の白樺林にも立ち寄ってみよう
ということで、最初の駐車スペースまで戻ってきました。
最後に、ちょっと時間があったので八幡高原の「人参畑跡」に立ち寄ってみました。
ココはかつて(江戸時代)高麗人参の畑があったという場所なんだそうですが、特筆すべきは白樺の木が見られる場所だということです。
白樺の木はもともと標高の高い高原でみられる木、長野県や北海道などでよくみられるということですが、ココ八幡高原にも白樺林をみることができるんです。
ということで、丸1日八幡高原を楽しむことができました。
5月末から八幡高原はいろいろな見どころが増えてきます。
以前にもご紹介したカキツバタの里
八幡高原のもう一つの湿原「尾崎谷湿原」もスイレンの広がる絶景を見ることができますよ!ぜひお出かけしてみてくださいね。