江波山公園は広島市中区にある公園で、桜の名所として有名です。公園のなりたちは珍しく、もともと「江波島」と呼ばれていた島が埋め立てによって陸続きとなり、明治時代になってから広島市の公園として整備されてきました。
また、敷地内には日本初となる気象のことに関する資料館「広島市江波山気象館」が1992年にオープンし親子連れに人気のスポットになっています。
公園からの眺めも素晴らしく、広島市の南側の高台というロケーションのため、広島市内が一望できるほか、南側には「安芸の小富士」といわれる似島が、遠く日本三景の宮島も見ることができます。
今回はちょうど桜の満開の時期、天気も快晴で絶好の花見日和の中、公園を訪れてみました。
江波山公園の桜は、ヤマザクラの一種で、つぼみの時はピンク色で、開花すると淡紅色に染まる珍しい品種だとか。名前も「ヒロシマエバヤマザクラ」と名付けられているようです。
この木は樹齢約150年、高さ14.1メートルある広島市指定天然記念物に指定されている桜です。
公園の一角には遊具広場もあります。
公園の南側には、「衣羽神社(えばじんじゃ)」という神社があります。その歴史は1000年以上あるとされる由緒ある神社です。8月には江波港周辺で「江波の火祭り」がおこなわれます。