極楽寺の蛇の池に魅惑のスイレンを見に行こう
以前からちょくちょく記事にさせていただいております「極楽寺の蛇の池のスイレン」今年は、前回とは違ったルート「倉重ルート」から登ってみました。
ちょっぴり前回記事を振り返ってみます。
以前の蛇の池の概要記事はこちら
宮島サービスエリア付近から極楽寺への登山ルートはこちら
(ベンチや町石などもあり、道はこちらのほうが良いです)
極楽寺倉重ルートから登る
ここから、今回の倉重ルートの内容です。倉重といってもちょっとわかりずらいかもしれませんが「佐伯運動公園」というとお分かりになる方も多いかもしれません。
佐伯運動公園は大きな運動公園ですので、駐車場もバッチリ整備されており使いやすいです。(ほかの登山ルートは駐車場が無いか、あっても駐車可能台数が少ないので、遅い時間帯だと車を置くのが大変なことがありました。)
ここだと駐車場の開放時間も心配はなさそうですね。
登山口に近い佐伯運動公園の北側にも10台程度の駐車場があるのですが、こちらはすでに満車で停められず。
今回は公園入り口前の駐車場を利用しました。
五日市火葬場を右下に見ながらさらに登っていくと、霊園がありますのでさらに登ります。
舗装道が途切れたところが倉重ルート登山口です。
山頂までゆっくりで2時間半
このコース、別名を「椿尾根コース」とも呼ぶそうです。山頂までゆっくり2時間半と表記されていました。
しばらく左手に沢を見ながら低山特有の落ち葉が堆積した道を進みます。沢に降りても道がついており、こちらからでも通行は可能でした。
やがて「小畠山の一枚岩」という看板が見えてきますので、こちらには折れず、直進です。
次第に大小の石が目立つようになります。
滑りやすい石に注意して進んでいきます。
雨の多い時期のせいか、道に水が流れていました。
やがて沢の音が遠くなり、高度を上げていきます。
この辺から椿尾根というのかな。もうしばらく坂道が続きます。
左手はそこそこ深い谷になっていますので、一応注意を払います。
大雨災害などあれば通行困難となりそうな付近、2021年5月現在は全く問題なく通行可。道幅が細いので気を付けて進みます。
尾根道に出ました。快適!
椿乗越。地図を見る限りではこのあたりから北方向に「原」「下河内」に続いているみたい。
そのまま極楽寺方向に進みます。登り始めてから初めての急登。
ガクウツギ、アジサイの仲間で水滴で輝く葉っぱに白い花が印象的でした。
林道付近からは道迷い注意
ここからのルートは看板のような道標はなく、テープにマジックの道しるべがメインです。
いったん林道に出て。。
林道の奥の森は霧が立ち込めているようです。
はー、幻想的・・・!
林道から再び山道に入ります。この辺のルートがややこしく、テープ通りに進んだのですが、地図上では林道を進むとため池(牛池)のそばを通って極楽寺に続いているようです。
霧のおかげで見通しが悪いです。
このテープを頼りに進みます。
分岐点には木の枝を立てた臨時の道しるべがところどころありました。
地理院地図によると、牛池の東方約150メートルの663ピークを踏むようです。写真は663ピークかどうかは不明、眺望もありません。
細かなアップダウンが続き大変でしたが、良い発見もありました。
面白い形をした「四本樫」や・・その他にも・・
ギョリンソウを発見!先日の恐羅漢ほどではありませんが、ちらほら見かけることができました。
どうやら夏季には「キヌガサタケ」という珍しいキノコもみることができるのだとか!
憩いの森到着
ようやく憩いの森に到着。蛇の池まであと100メートル。
極楽寺キャンプ場に到着。
スイレン見物の前にお昼ご飯。
極楽寺蛇の池のスイレン
蛇の池のスイレンは咲き始めといったところでした。
ピンクのスイレン。睡蓮の花数は、白>ピンク>黄、なのですが、今回も黄色のスイレンは見れず・・・
以前管理の方が池の東側に黄色のスイレンがあるかもしれないと聞いていたのですが・・・
スイレンといえばコイとのコラボですね。コイの動きを念じること30分。気合を入れて300ミリ望遠とPLも持ってきたのですが、制限時間です。
霧もかかってきたし・・・
水分補給をして・・
極楽寺への参拝
極楽寺にお参りしました。
十三仏に手を合わせ
極楽寺の本堂にたどり着きました。
極楽寺は聖武天皇が開山した1200年の歴史を誇る古刹です。
この本堂は1562年に、毛利元就が再興したということです。県重要文化財指定。
境内の南側には展望台があり廿日市市市内が見えます。
以上、広島県廿日市市にある極楽寺、蛇の池のスイレン見物の登山でした。霧に包まれた幻想的な森、珍しい植物、近場の山でこんなにたくさんの山の表情を楽しめたのはとてもよかったです。