広島県庄原市にある「蘇羅比古神社」、ここは毎年春になると参道から神社の山門までの約200mの桜並木が花を咲かせます。
蘇羅比古神社桜並木の見ごろ | 4月初旬から中旬頃 |
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蘇羅比古神社見どころ1(200m続く桜並木)
桜並木入り口にある大鳥居、大きな柱が使われた立派な鳥居をくぐります。
参道沿いにある石碑なども古く、入り口からして風格漂います。
桜並木を振り返る・・・これはなんだか別天地に来たような雰囲気ですよ。参拝客はだれもおらず、もうだいぶ遅い時期でしたので舞ってくる桜がキレイでした。
蘇羅比古神社の桜並木は手前側と奥側で開花するタイミングが異なるそうです。ですので比較的長い期間桜が楽しめるというのです。
植えられている桜の色も様々・・これは白っぽい桜の花。
この桜はピンクの色味が強いですね。
春の暖かな日差しに包まれながら歩いていると、やがて山門が見えてきました。
蘇羅比古神社見どころ2(県天然記念物の大杉)
二つ目の見どころはこの大杉です。山門をくぐった先に2本そびえたっています。
案内には次のようにあります
蘇羅比古神社の創建は「継体天皇」の頃(六世紀前半)ともいわれています。 当時、既にスギは自生しており、配植状況などを見ると参道を造成するとき に付近より移植されたものと思われます。
6世紀前半ということは少なくとも樹齢1,500年ということになりますでしょうか。広島県天然記念物に指定されているそうです。
生い茂る枝にさえぎられて上のほうは見ることができません。とにかく大きな杉の木です。
境内に入りました。
蘇羅比古神社の由来が紹介されています。
桜並木とは対照に境内はひっそりと厳かな雰囲気です。
蘇羅比古神社見どころ3(近くの集落の花桃)
神社への参拝を終えて周辺を散策していますと見えてきたのはキレイな花桃の木。実はこの花桃は道路からもよく目立っていたのですが、神社を出て西側の集落にあります。
花桃、こちらのほうはちょうど見ごろでした。たぶん蘇羅比古神社の桜が終わりかけの頃からが見ごろになると思います。
花桃というと思い出すのがこちらの名所。
川角集落に勝るとも劣らない花桃でした。
花桃も見れるということもありますが、蘇羅比古神社は珍しく終わりかけの桜が映えるのではないかと思いました。
春のおだやかな日差しに包まれた参道沿いに舞う桜の花はとても美しいものでした。
蘇羅比古神社の場所
所在地 | 広島県庄原市本村町1296 |
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蘇羅比古神社の案内より(一部)
当神社の始まりは、古代約二千年前大黒日山、鍬奇山(権現山)の大きな岩(雰境を、拝む事から始まりました。 現在も権現山の頂上には、寄神社が祀られています
当神社は、継体天皇即位元年(五○七年 の创祀と伝えています” 「延喜式」神名名張によると「備後の国十七座の中に,三上郡1座に ある古社で、日「社」であり、地域の総氏神である。」と記されて います。又、御祭神は、神武天皇・神倭伊波礼彦命と、祖父のだ 無田商日子穂々出見命)の二神であるとも根され広く信されてきました。 八幡神については、武家支配の時代に入り、しかも、山砂鉄の華 出で隆盛期の時期に、八幡信仰 八幡大菩薩が現謝され、併せ祭 られております。六世紀半ば頃、仏教が神護の為に、神護寺を併設 してみました。(現在境内にある宝険印塔の近辺) その後一三〇g 年に上寺,下寺の1二カ寺に別れて宝珠山成善寺と宝珠山日月真寺 共に、場所を移して建立され、現存致しております。以上、歴史あろ 当神社を、古文書等から簡単にご紹介致しました。