3月中旬、忙しくなる桜シーズンを目前に、バイカオウレンを見に行ってきました。
バイカオウレンとは、キンポウゲ科オウレン属の多年草で、花が梅の花に似ていることから「梅花(バイカ)」という名前が付けられています。
自生しているバイカオウレンは減少傾向にあるともいわれており、実際、自生しているところを見られる場所はそう多くはありません。
広島県内では、三段峡、龍頭峡、おおの自然観察の森あたりが有名な自生地なのですが、今回ご紹介しているのは某所にあるバイカオウレンの群生地のものです。
3月中旬、ちょうど満開でした。
辺りは鬱蒼としてる杉林、苔むした倒木にもしっかりと根付いてくれています。
飲み込まれるかのような深い森の中にひっそりと咲くバイカオウレン。
奥のほうまでずっと広がっています。その面積、目測で50メートル四方くらいでしょうか。
貴重なバイカオウレンの群生地、この森の雰囲気がかなり印象深かった。
また来年も見に来よう!
バイカオウレンは山野草のカテゴリーに入ると思いますが、同じテーマで3月に楽しめる花には次のようなものもあります。
三次市吉舎には斜面一面に咲く「ユキワリイチゲ」の群生地が
島根県の川本町には、この地域の固有種「イズモコバイモ」の群生地があります。
こちらもぜひどうぞ。