もくじ
らかん高原は、山口県の東端の西中国山地にあり、標高1,109mの羅漢山のすそ野に広がる高原です。
その高原の一角に、全50サイトという大規模なオートキャンプ場が整備されています。
今回は、9月の連休を利用して、山口県岩国市にある「らかん高原オートキャンプ場」に行ってみましたのでその様子をご紹介してみたいと思います。
場所はこちら
住所 | 山口県岩国市錦町大原羅漢699−5 |
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アクセス
広島方面から、西広島バイパス宮内交差点から約1時間です。ということは、広島の中心部からでも1時間と少しで着くという、キャンプ場のなかでも広島から近い部類なんだということを実感。
ただし、国道186号線から県道に入ってからの道は、ところどころ離合が必要なくらいの山道が続きます。
キャンプ場の気温
訪問した日は9月の上旬で、広島市内は車載の温度計で33℃という夏日でしたが、キャンプ場は24℃ととても過ごしやすかったです。
半袖でちょうど良い感じですが、夜間と早朝はそれなりに気温が下がりましたので、日没後は長袖の薄手のパーカーなどがあると快適です。
雨天や曇りだともう少し体感気温は下がると思います。
年間を通じたキャンプ場の気温はどう?
気になるのが年間を通じての気温ですが、らかん高原とほぼ同じ緯度の山口県徳佐の2018年の気温データでいうと次の通りです。
月 | 最高 | 最低 |
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4月 | 20.5 | 6.7 |
5月 | 22.8 | 11.7 |
6月 | 25.8 | 16.4 |
7月 | 31.4 | 22.1 |
8月 | 32.4 | 21.8 |
9月 | 25.0 | 17.0 |
10月 | 20.3 | 9.5 |
ただし、徳佐の標高は310mであり、当キャンプ場の標高約800mと比較しても低いため、キャンプ場の平均気温はこれよりも数度は低いと思われます。
このことからも、日中はともかく、真夏でも日没後の気温に対応する準備が必要なのは間違いなさそうです。
キャンプの受付
キャンプ場敷地に入ったすぐの場所にあります。売店もありますので、ちょっとした忘れ物には対応できそうです、レンタル品も揃っていましたが、ちょいと割高感がありました。
テントサイトの様子
サイトは芝でばっちり整地されていましたので、問題なくテントの設営もできました。
広さも十分です。今回、3mx5mのファミリー向けテントに3mのタープを連結させましたが、余裕がありました。
キャンプ場の雰囲気
受付の管理棟から下側に向けて段々畑状になっています。
サイト内に木も適度にありますが、うっそうと茂っている感じではないので、日中はサイトによっては日が当たります。日よけ対策はしっかり行う必要がありそうです。
ちなみに、訪問した9月の連休は予約もすべて埋まっているという状況、ほぼファミリーキャンプのお客さんで、小さい子供さん連れのグループがたくさんいらしてました。
キャンプ場の設備
サニタリー棟
第一印象はキレイに管理されているということです。快適に利用できました。建物もログハウスなんかに使われる杉材が用いられているのか、木のよい香りがします。
シャワー室
1回3分で200円、温かいお湯が出るまで少々かかりましたが、許容範囲。
トイレ
清掃も行き届いてる。山中のキャンプ場って虫が結構入ってくるところが多いのですが、ここはそんなこともありませんでした。
洗面
鏡がピカピカ!すりガラスの窓から日が差し込みなかなかいい造り。ありがたいことにお湯も出ました。
炊事棟
この写真右奥の建物が炊事棟です。
ステンレスのシンクが確か8か所ありました。ただしかまどはなし。
サイト利用料金
設備の整ったオートキャンプ場なので、利用料金は値段だけ見ると高めの部類かもしれませんが、チェックアウトが遅めなので、むしろ割安感があるかもしれません。
オートキャンプ場
一般宿泊キャンプ
電源ありサイト | 1泊5,000円 |
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電源なしサイト | 1泊4,500円 |
定員 | 10名まで |
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~13:00 |
常設テント・ログケビン
常設テント | 1泊 7500円 |
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ログケビン | 1泊 7,500円 |
定員 | ~4名 |
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~10:00 |
常設テントは、食材と着替えだけでOKのお手軽プラン、ログケビンはデッキにテーブルとイス付きの宿泊設備です。室内はマット付きのベッドのみなので、トイレやシャワーはサニタリー棟を利用します。
ランドリー利用料金 | 洗濯機・乾燥機それぞれ1回200円 |
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温水シャワー | 1回3分で200円 |
で、なんといってもうれしいのがテントサイトはチェックアウト時刻が13時なこと。午前中チェックアウトのキャンプ場って結構あるのですが、13時だと朝の撤収のバタバタがずいぶん楽になります。
予約方法は
インターネット経由で予約できますし、電話でも可です。
電話 | (0827)74-0010 |
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キャンセル料は
テントサイトは、前日17時までは無料となっていました。ただし、当日は80%のキャンセル料がかかるので注意が必要です。
宿泊施設は、1週間前から50%、当日80%のキャンセル料となっていました。
(料金等・2019年調べ)
実際にキャンプ場を利用してみた!
ここからは、キャンプの様子を交えながら、ちょっとした気づきなどをまとめたいと思います。
キャンプ場には15:00ちょっと前に到着、わが家には必要十分のファミリー向け大型テントをササっと設営。
今回は2回目の設営なので特に取説を見直すこともなかったです。
そして、いつもの燻製を作って…
この燻製は、おつまみに使ったり・・・
ハンバーガーの具材にもなりいろいろ便利です。
で、夜は最近片付けがおっくうになりだしたBBQ…リクエストにより一応敢行!
バーベキューコンロにはこれを敷いておくとずいぶん片付けがラクになります。
このアルミシートは、だいぶ前買っておいたのですが、最近使いだして必携のBBQグッズになりました。それくらい便利!
食べ終わったら、皿洗いにお片付け・・あっという間に夜が更けていきます。
満天の星が見られるカモ!?
らかん高原は標高も800mほどの高所なので、星がとてもきれいだと聞いていました。星を見るのも楽しみの一つだったんだけど、あいにく?の満月で星が見えずらい…
でもとってもキレイな満月でした!この写真は、天体望遠鏡の接眼レンズにスマホのカメラを近づけて撮ってみました。月のクレーターもしっかり見え結構感動!
星はやっぱり月明かりで見えにくかった・・
天体望遠鏡は子どもにはなかなか操作が難しいはずなのですが、このラプトル50はコツをつかめば小学校1年生でも星をとらえています。子ども向けに定評のある望遠鏡です。
夜に大活躍のランタン
ところで、いままで夜の照明は、景品のLEDランタンで済ませていたのですが、もう少し明るいのがいいかもということで、今回新しくLEDランタンを入手しました。
GENTOSのEXPLORER、明るさは驚異の1,300ルーメンあります。
夜はこれ一つで十分に明るいです。ボタンを押すごとに白色、昼光色や電球色、揺らぐように明るさの変わるキャンドルモードと切り替わります。
らかんスカイパークでミニミニゴルフ
翌朝はササっと朝食を済ませて、車で数分のところにある「らかんスカイパーク」に行ってみることにしました。
出発はコーヒーを飲んでから♪
らかんスカイパークは、10名以上泊れるコテージなどがあるそうですが、中国山地が眼下に広がる見晴らしのいいスポットを訪ねたり、ミニミニゴルフを楽しんだりしました。
らかんスカイパークからのビュースポット。
いくつもの山々が連なっているのがよくわかります。すごい絶景!
で、ミニミニゴルフをプレー、スコアカードももらえました。
ちょっと古びている感じはありますが、ちゃんと18ホールあります。わちゃわちゃと1時間くらいプレー。
買い出しは圧倒的に不便
今回は2泊したため、途中で食材の買い出しをするつもりでいました。で、一番近いスーパーを調べてみると。。。
サンマート広瀬店・・約30分ちょいです。
六日市にでても30分ちょい。廿日市の津田に戻っても30分ちょい。2泊するときは、買い出し不要なように計画するほうがいいかもしれませんね。
戻ってから昼食、あっさりフォー パクチー大盛り!
いわずと知れたベトナム料理・・・フォーは乾麺をゆでたものを使いますがいったん冷やして具を盛りつけたところに熱い鳥だしスープをかけます。
熱いの苦手なお子様でも程よい温度になります。
最大の欠点か、それとも利点か・・ごみの持ち帰り
最近のオートキャンプ場では珍しいかもしれないのですが、らかん高原オートキャンプ場ではごみはすべて持ち帰りとなっていました。
以前は、回収袋を購入することでごみを引き取っていたそうですが、昨年からそれも中止したとのこと。
そういうわけで、これまでゴミ捨て場のあるキャンプ場しか経験のない中で、2日分のごみをどう持って帰ろうかと心配だったのですが、逆に極力ごみの量を減らそうという発想が浮かび、これが私にとってはプラスに働きました。
で、とった対策はこんな感じ・・
使い捨てのものを減らす
いつも百円ショップで購入していた、割りばし、紙コップ、紙皿などは今回は持参しませんでした。
食材のトレーなどを持ち込まない
スーパーで購入したトレーのままだとかさばるので、ラップにくるみ、袋状のジップロックに入れなおすことで、だいぶごみを減らせます。
缶は小さくつぶして捨てる
普段からされている方も多いかもしれませんが、アルミ缶はつぶし方次第ですごくコンパクトにできます。
これらのことをするだけで、ゴミの量としてはこれまでの4分の1以下に減らせたような気がします。
で、ゴミの量を減らすということは、使い捨て商品を減らすということで、長い目でみるとトータルコストも減らせるのではないかと・・
あと、持参物もなるべくコンパクトにしようという考えも浮かぶようになり、折りたたみコンテナに効率よく物品を詰め込んだりもしました。
こうすることで、ものを取り出す時間や片付ける時間も節約できるようになったんではないかと感じました。
これはまたリピートしたいキャンプ場
標高約900mという夏でも涼しい立地、夜は満天の星空を楽しめ、管理の行き届いた快適な環境・・そんな魅力的なキャンプ場が広島市内から1時間とちょっとの場所にあるんです。
個人的には、またリピートしたキャンプ場の一つの候補入りです。連休中は予約でいっぱいだったのも、こういった理由があってのことなのかもしれませんね。
予約は次のリンクからどうぞ!