東千田公園にまさかの12月の紅葉が
東千田公園は、広島大学本部跡地に整備された約3ヘクタールの公園です。
東千田公園の特徴は、広島大学の復興のため、世界各地から樹木や寄付金の進呈を受け作られたことです。そのためか、他の公園にないどこか日本離れしたような、そんな雰囲気があります。
北側は、広大な芝生広場になっており、側を広島の東西の大動脈、国道2号線が走ります。
東千田公園の駐車場はなし
東千田公園の専用の駐車場は整備されていません。
電車の電停も近いので、それを利用する手もありましたが、今回は隣にある「アーバス東千田」という駐車場を買い物込みで利用させてもらいました。テナントで買い物をすると2時間無料で駐車可能でした。
こちらは西側正門付近の様子。日赤病院と、電停、右側に見える樹木はたぶん「フェニックス」の木かな?
西側正門から続くメタセコイア並木
西側の正門から入ってみます。するとすぐにメタセコイアの並木道が約200メートルほど続いています。
紅葉がとっくに終わった11月下旬から12月中旬頃までこのように紅葉が楽しめます。
12月も中旬だったので、今年はこれで見納めかな?そこそこ散っておりました。
メタセコイアの葉です。ヒノキや杉の仲間だそうですが、このように赤茶色に紅葉し落葉するという性質を持っています。
「寄付金によりカリフォルニア大学から移入された個体を母樹とした苗木を京都大学から移入」との銘板があります。
メタセコイア、原産地は中国四川省ということですが、1946年に発見されるまで絶滅したと考えられていたそうで、いわゆる生きた化石と呼ばれていた経緯がありました。
公園内には、このほかにも、キンモクセイやフェニックス、シマトリネコなどなど、様々な品種の樹木が寄贈されているということでした。
周囲の建造物とメタセコイア
おもしろいと思ったのが、この東千田公園のあるあたりは、巨大なマンションが林立する地域でもあります。背の高いマンションとすらっと長く伸びるメタセコイアの木がなかなかマッチしておりキレイな景観を作り出していました。
それから、こちらも「建築物とメタセコイア」広島大学の古い建物です。
広島大学旧理学部1号館です。建造は1931年とのこと、立派に歴史的建造物ですね。
しかし、その割に管理が今一つされていないような様子でした。
レンガ造りとメタセコイア、この組み合わせ、雰囲気的に嫌いではないです。
雨上がりのしっとりとした紅葉もなかなかよかった
訪問したときは雨上がりの曇り空でしたが、しっとりとした雰囲気のある「冬の紅葉」が楽しめました。
東千田公園は、木々の植栽や芝生広場などが主な特徴で遊具などは特に設置されていません。もし子供さん連れなら近くにはこんな公園もありますよ。
東千田公園
東千田公園 | 広島市中区東千田町1丁目1 |
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駐車場 | なし |
紅葉の時期 | メタセコイア並木 11月下旬から12月中旬くらいまで |